更新: 2022/12/09
【ホテル】企業や店舗のWi-Fiトラブル!4つの解決策【飲食店】
無線で高速なネット通信ができるWi-Fi。ノートパソコンやタブレットでネットをするなら必須ですし、スマホでも通信量を節約できるため、導入されている事業者様は非常に多いのではないでしょうか。
企業においては、事務所で従業員様が使う機器の為に導入することは勿論、飲食店やホテル、病院といった施設などで、お客様の利便性のためにフリーWi-Fiを設置することもあるでしょう。
そんな便利なWi-Fiですが、せっかく導入したのに、
- 「通信速度が遅い!」
- 「ネットに繋がらない・・・」
- 「ネットに繋がっても、すぐに接続が切れてしまう!」
なんてお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
家庭のWi-Fiならトラブルが発生しても影響は小さいでしょう。
しかし、会社のWi-Fiでトラブルが発生してしまえば、業務に影響が出てしまったり、お客様の信用を失ってしまう可能性も。
そこで、今回は会社のWi-Fiに纏わるトラブルの解決方法をご紹介いたします!
代表的な3つのトラブル
Wi-Fiの代表的なトラブルは、大きく分けて下記の3つです。
- ネットに繋がらない
- ネットが遅い
- 繋がっても、接続が切れる
では、これらのトラブルは一体なぜ発生するのでしょうか?
トラブルが発生する4つの原因
Wi-Fiのトラブルが発生する原因は、大きく分けて4つあります。
それぞれの原因について、詳しくご説明いたします。
1. Wi-Fiの電波が届いていない
最も多い原因が、“電波が届いていない”ことです。
Wi-Fiは、親機1この親機のことを、”アクセスポイント”と言います。から出た電波を、スマホなどの子機が拾うことでネットに接続します。
そのため、電波が子機に届かないと接続が不安定になってしまうのです。
電波が届かない理由は、下記の3つが挙げられます。
1-1. 電波の届く範囲が狭い
Wi-Fiの電波を出す親機は、機器によって“どこまで電波を飛ばせるか”が異なります。
そのため、電波の届く範囲が短い機種では子機まで電波が届かず、ネットに繋がらないのです。
1-2. 電波が遮られている
“電波は物に遮られると弱くなる”事にも注意しなくてはなりません。
車でラジオを聴いている時、トンネルに入るとラジオが繋がらなくなった経験はありませんか?
目に見えない電波ですが、実は物に遮られてしまうと電波が弱くなってしまうのです。壁や天井は勿論、人間の体も電波を遮ってしまうため、遮蔽物が多い場所だと電波が届きづらいのです。
1-3. 他の電波に影響を受けている
他の機器から出ている電波にも、気をつける必要があります。
家電製品などの機器には、Wi-Fiと同じ電波2厳密には、”同じ周波数の電波”です。Wi-Fiで多く利用される2.4Ghzの周波数は、家電製品などで広く利用されています。を発生させるものがあります。しかし、同じ電波同士がぶつかってしまうと、電波が弱まったり、不安定になってしまうのです。
2. Wi-Fiを飛ばす親機の問題
Wi-Fiの電波を飛ばしている、“親機”に問題があるケースも多く見られます。
親機における問題は、主に下記の2つです。
2-1. 親機の性能不足
最も多い原因は、“親機の性能不足”。
Wi-Fiの親機は、機種によって”〇〇台までなら快適にネットができる”という性能に差があります。
この台数よりも多い機械がWi-Fiに接続しようとすると、親機は処理が追いつかなくなってしまうのです。
2-2. 機器の故障
次に考えられるのが“機器の故障”です。
このケースの難しい所は“どの機器が故障しているか分かりづらい”こと。
電波を飛ばす親機が故障しているならば、買い替えるだけで改善できます。しかし、親機に繋げている他の機器3モデムやルーターなど、インターネットに繋げるために必要な機器が故障していたり、”親機に繋げているケーブルが断線していた”なんてケースもあるため、原因の切り分けが困難です。
3. ネット回線自体の問題
電波や機器に問題がない場合、原因として“そもそものネット回線自体が遅い”ことが考えられます。
3-1. ネット回線が”有線接続”ではない
第一に、大本のネット回線は有線接続であることが重要です。
近年ではポケットWi-Fiや、コンセントに刺すだけでWi-Fiが使える機器が出回っています。これらの製品はスマホと同じ方法で通信するため、速度はあまり速くありません。出先でネットに繋げるときには便利ですが、事務所や店舗での利用には不向きなのです。
3-2. ネット回線が”光回線”ではない
次に、回線の種類が“光回線か、それ以外か”によっても大きな差があります。
現在主流の光回線は通信が高速です。
逆に言えば、光回線以外のネット回線4ケーブルテレビやADSLを指します。ADSLは現在では殆ど利用されていません。は通信が遅く、物によっては光回線の1/10ほどの速度しか出ない場合もあるのです。
3-3. 回線の契約内容や、事業者による差異
また、“回線の契約内容や、契約先の事業者”も重要です。
同じ光回線でも、事業者によって回線の速度は異なります。また、同じ事業者の提供する光回線でも、安価なプランでは速度が遅いケースもあるのです。
3-4. 回線の混雑
最後に、“回線の混雑”が影響するケースもあります。
ネット回線は、各地域ごとに割り振られた回線をみんなで共有して使っています。そのため、ネットを使う人が多い時間帯になると、回線が混雑してしまい、速度が遅くなる可能性があります。
4. スマホなど端末側の不具合
上記の3つに問題がなければ、最後に疑うべきはスマホやタブレット、ノートパソコンなどの、”Wi-Fiに繋げる機器”です。
単純に機器が故障しているケースは勿論、“アプリを起動しすぎて、処理が追いついていない”なんて事もあります。
また、「端末が“機内モード”に設定されており、ネットに接続できなくなっていた」という“うっかりミス”も、少なくありません。
また、セキュリティーソフトが原因となってしまう事もあります。
セキュリティーソフトは、インターネットとやり取りする情報を見て、”悪いものが無いか”を確認しています。この確認作業があるため、セキュリティーソフトが無い場合に比べると、速度が遅くなってしまうのです。また、安全のために“不審なWi-Fiへ接続しない”機能もあるため、ソフトが誤認識してしまい、接続できなくなってしまう可能性も考えられます。
具体的なトラブルの解決方法とは?